あなたは、何が何でも、
とにかくお金を貯めたい、
と思っているのではないだろうか。
もし、将来、お金に苦労することなく
豊かな人生を送りたいと望んでいれば、
その考えを改めた方がいい。
なぜなら、お金を貯めるよりもお金を働かせることに
努力を注いだ方が、将来、経済的な豊かさを手に入れられるからだ。
もちろん、お金を貯める意識は大切だが、
お金に働いてもらって少しづつ資産を増やしていった方が早道となる。
その理由は、「「基礎編1」 初心者がお金を増やすために
最初に知っておくべき本当の資産とは?」を確認して欲しい。
とにかくお金を貯めたいという人の考え方
まず、一般的にお金を貯めるとは、働いて得た給料を節約して、
その一部を貯金すること。
しかし、毎月、貯金した額に微々たる利息が付き
貯金額が増えていくに過ぎない。
それにも関わらず、お金の知識を知らない人は、
自身の体と時間を使って一生懸命働いて稼いたお金の
一部を貯金することに精を出す。
中には、本業とアルバイトを掛け持ちして
日々、疲れながら満身創痍で働いている人もいるだろう。
お金に働いてもらう概念がない人は、
一生懸命働いて稼ぐ⇒節約する⇒貯金する。
が、頭の中で固定化している。
その考えでは、貯金の額は増えていくが、
経済的な豊かさを手に入れるにはほど遠い。
なぜなら、もし、あなたが働くことを止めてしまえば、
収入源がなくなり、それ以上、貯金の額は増えていかないからだ。
ごく当たり前の結論である。
しかし、一つの提案として、
次に述べる考え方を持ってみてはどうだろうか?
お金にも働いてもらうという考え方
あなたは、毎日、一生懸命、自身の時間と体を使って働いた結果、
月に一度、その対価として給与がもらえる。
極論ではあるが、あなた自身の時間と体を売ったことで得たものが給料だ。
言うなれば、その給料とは、あなた自身の体の一部である。
だから、考え方として、あなたの代わりに、
「その一部のお金にも働いてもらわないと困る、
もしくは、損だ」
という今までとは異なる考えを持ってみてはどうだろうか?
お金にも働いてもらうということは、
お金が増える可能性のあるものにその一部を交換する
という意味である。
お金が増える可能性のあるものとは、
本ブログで定義している「資産」であり、
投資をすることで、その「資産」が増えていく。
要するに、貯金するために働くのではなく、
お金をせっせと働かせ「資産」を増やしてもらうために、
あなたは働いて給料を得るという考えになればいい。
もちろん、投資経験がない人が今まで貯金していた全額を
投資に充てるのは、藪から棒であるから、
今後、毎月、貯金する額の1割でも「資産」と成り得るものに
そのお金を使うところから始めるのが得策と言えるだろう。
改める行動は、
一生懸命働いて稼ぐ⇒節約する⇒一部を投資する(残りは貯金)
つまり、あなたも働いて稼ぐが、あなた自身の体の一部でもある
お金も働かせ「資産」を増やしてもらうという考え方である。
当然、あなたとあなたの一部であるお金が同時に働けば、
二馬力となり効率が良くなるのは言うまでもない。
もし、そのような考え方に変われば、
むしろ、あなたの一部であるお金は、あなたが寝ていようが、
あなたが、どこで遊んでいようが、24時間年中無休で
お金を増やすために働いてくれるのだ。
従って、現在、お金を貯めたいという一心で、
給料の一部を貯金することに精を出していれば、
その考えを改め、お金が増える可能性のあるもの、
つまり、少額でも投資をして資産を増やしていくことに
その給料の一部を交換した方がいいのである。
しかし、「投資はリスクがあって怖い」という方は、
一度、「「基礎編8」 まだ投資経験がない人が知っておくべき
投資リスクの考え方」を参考にして欲しい。
では、どのようにお金を働かせて、
何に投資をしたらいいのか?
それは、「実践編」でお伝えする。
この「知識編」では、お金に対する考え方や賢いお金の使い方、
そして、お金にも働いてもらうということを
しっかりと頭にインプットしておいて欲しい。
貯金に関する他の考え方では、
私が定期的に読んでいるブログの一つに
貯金をテーマにした記事があったので、
そちらを紹介しておく。
ブロブ名:つばめ投資顧問
これにて、
「基礎編10 必死にお金を貯めている方へ。
貯金よりもお金を働かせた方が早くお金が増える理由」は修了。
次回は、
「基礎編11 毎月たった3つのことを繰り返すだけでお金が
劇的に増えていく黄金ルール」