おそらく、あなたは、支出を
減らすそうと毎日もしくは
毎月、心に決めるものの
色々な誘惑に負け、ついつい
お金を使い過ぎてしまい、
その都度、後悔しているのでは
ないだろうか。
「分かっていても止められない」
そんな気持ちに陥っているかもしれない。
しかし、今回、お伝えする「支出を減らせる節約術」を
しっかり読んで行動すれば、あなたの悩みは解決するはずだ。
私がお伝えする節約術の特徴は、
無理なく取り組むことができ、直ぐに効果が現れるものである。
その効果は、人にもよるが、次回からお伝えする支出を減らせる実例集を
参考に実践すれば、1ヵ月で最低5万円~10万円は支出を減らせるので、
是非、一度、試してほしい。
しかし、その前に、基礎編でお伝えした「消費、浪費、投資の違い」を
直ぐに思い出せるくらいにしておく必要がある。
これをしっかりと頭に入れておかないと、
行き当たりばったりとなり支出を減らすどころか、
途中で諦めてしまう可能性があるからだ。
まだ、読んでない人は、先に読んでおこう。
<基礎編7>
「お金を増やしたいなら「消費、浪費、投資」の違いを知っておこう」
次に「支出を減らせる節約術」の基本は、
同じく基礎編の下記「3つの黄金ルール」の1に該当する。
3つの黄金ルール
1.支出を減らす。
2.収入を増やす。
3.資産を買う。
あなたが一番最初に取り組むことは、
この「1.支出を減らす」ことである。
なぜ「支出を減らす」が最初なのか?
答えはシンプルだ。
それは、収入を増やすことや資産を買うことは、
資金や時間が必要となり、一朝一夕にはできない。
それらに比べ「支出を減らす」ことは、
資金も時間もかからず、やることは簡単で、
今すぐ、誰にでも始められるからだ。
従って、最初に取り組むことが「支出を減らす」ことになる。
上記をしっかりと理解できたら次に進もう。
・支出を減らせるようになる節約術の心得
ここから、注意深く読んで欲しい。
もし、あなたが、やみくもに支出を減らしたい一心で、
一度に全てをやろうと考えているのであれば、
まず、一つを習慣化することを最優先することだ。
習慣化とは、私生活の中で無理やストレスなく
行っていることである。
例えば、顔を洗ったり歯を磨くことなど
意識する必要がない行為となる。
その一つを習慣化できたらまた一つ増やしていく、
といった一つを習慣化できるまで二つ目に手を付けないことである。
なぜなら、新しい習慣を取り入れることは、簡単だが、
習慣化するまでには時間がかかることがあるからだ。
実際、私の例を話してみたい。
昨年の10月頃、私はある些細な事をつぶやけるよう
習慣化しようとした言葉がる。
それは、何かを買い物した時、定員さんへお金を渡す瞬間に、
心の中で「ありがとう」とつぶやくことである。
誰から見ても至って簡単なことだ。
あなたも一度、できるかどうか試しにやってみて欲しい。
しかし、たったこの一言でさえお金を渡す時に、
心の中でつぶやき忘れることがあるのだ。
お金を支払った後に、つぶやき忘れたと気付く。
この習慣化には数週間かかって、
ようやく無意識につぶやけるようになった。
このように、ほんの些細なことでも新しく習慣の中に取り入れて、
慣れるには時間がかかるものなのだ。
そして、更にこれが、欲求を抑制する新しい習慣化となると、
簡単ではあるが、少し厄介になってくる。
それは、支出を減らす行為とは、しばしば、あなたの本能とは、
逆のことをしなければならないことがあるからだ。
例えば、今まで本能の思行くまま、食べたいものを食べていたら、
それを抑制したり、節約することになる。
それは、本能に対して我慢を要求することなのだ。
つまり、まだ習慣化できていないそれら新しいことを同時に
いくつも始めるとそれがストレスとなり長続きしないことになる。
そうなってしまっては、「支出を減らせる節約術」を知っても
全てが無駄となってしまう。
従って、これからお伝えする内容を最後まで読み終え、
一喜一憂したとしても、全てを一度にやろうとするのではなく、
くれぐれも必ず一つだけ選び、無理なくできそうなものから
スタートして習慣化していくことである。
支出を減らすことが難しいと言っているのではなく、
時間がかかることもあると言及しているのである。
これは、とても大切なことなので、必ず覚えておいて欲しい。
逆に支出を減らすことに全く抵抗もなく自信がある人は、
どんどん行動しても差し支えない。
すると、1ヵ月で最低5万円~10万円は支出を減らせることができる。
・支出を減らす方法
支出を減らす方法は、色々あるが、当然のことながら、
毎月、あなたが使っている消費と浪費から減らしていくことになる。
下記は、私が分類している消費と浪費の項目である。
消費と浪費の分類
<消費>
1.食費 2.日用品 3.通信費 4.交通費 5.水道光熱費 6.衣類、美容
7.住宅費 8.自動車 9.保険 10.健康、医療 11.教育、教養費
<浪費>
12.趣味、娯楽 13.交際費 14.その他
人によって、上記の項目に多少の相違があるかもしれないが、
その場合は、あなた専用の分類表を作成するといいだろう。
管理方法として、分類表の入力はエクセルやワードで
書き出しても構わない。
<分類表の例>
分類表のサンプルでは、
左から、「項目」「使っていた額」「出来そうな額」「目標額」となる。
最初にやることは、1カ月間であなたが費やしている
消費と浪費の全ての「項目」を書き出し、
「使っていた額」も入れる。
次に、右隣にある「出来そうな額」を書き出す。
ここでのポイントは、極端に減らした金額を設定するのではなく、
無理なく出来そうな金額を設定することだ。
そして、その右隣にある「目標額」は、ひとまず未記入でも構わない。
「使っていた額」と「出来そうな額」の合計額を出したら、
その差額が、まず、あなたが支出を減らす金額である。
次にやることは、消費の中からあなたにとって、
一番簡単に出来そうなものを一つだけ選ぶ。
浪費の項目から選ぶことは、ひとまず後回しにしておこう。
そして、選んだ一つを毎日、実行しながら調整してき、
「出来そうな額」を目指していく。
目安としては、「出来そうな額」を1カ月間続けてみることである。
1カ月後、「出来そうな額」をクリアーして、
ストレスがないようであれば「目標額」に金額を入れ、
挑戦してみよう。
これが、無理なく支出を減らせる方法である。
是非、一度、試していただきたい。
次回は支出を減らせる実例集をお伝えする。
これにて、
「入門編1その日から無理なく直ぐに始められる支出を減らせる節約術」
を修了。
次回は、
「入門編2 1ヶ月で最低2万円の支出が減らせる方法と実例集」